昨日は、「自分の声で、自分のことを語ることが苦手だった私」というテーマでお話ししました。
今日は、その続きです。
前回の記事はこちら:自分の声で、自分のことを語ることが苦手だった私
自己受容できないとは、自己否定している状態
「またダメだった。」
「自分にはできない。」
「私のせいでこうなった。」
こんな言葉を、自分自身にかけていませんか?
実は、これが自己受容できていない状態です。
私もずっとそうでした。
誰よりも厳しい言葉を、自分自身に向け続けていました。
自分を否定すると、何も積み上がらない
自己否定があると、自分が積み重ねてきたものまで否定してしまいます。
私には20年間積み重ねてきたオーダースーツの技術があります。
仕事を通して出会ったお客様。
応援してくださる方々。
支えてくれる家族。
すべて本来は、私の大切な資産です。
でも、自分を否定していると、その価値が見えなくなります。
自分を否定するということは、自分だけではなく、自分を取り巻くご縁や経験まで否定してしまうことだったのです。
だから私は、
- 「何をやってもうまくいかない。」
- 「資産(人・物・お金)が増えない。」
- 「仕事が楽しくない。」
そんな状態を長い間繰り返していました。
穴の空いたバケツに水を入れ続けていた
数年前、私は「自分を愛すること」の大切さに気付きました。
それでも心の奥では、
「まだ足りない。」
「もっと頑張らないと。」
そう思い続けていました。
今思えば、それは穴の空いたバケツに水を入れ続けるようなものでした。
最初は小さな穴だったかもしれません。
でも、無理を重ねれば重ねるほど穴は大きくなります。
やがて、どれだけ努力しても何も積み上がらなくなる。
時には、その無理が病気や怪我、人間関係や仕事の問題となって現れることもあります。
自己否定は「思考のクセ」
自己否定は性格ではありません。
長年繰り返してきた思考の習慣です。
その習慣があると、脳は無意識に「自分を否定できる理由」を探し続けます。
- できたことより、できなかったこと。
- 持っているものより、足りないもの。
- 応援より、批判。
そうして、自分で自分の価値を見えなくしてしまいます。
だから大切なのは、
「また自分を否定しているな。」
と気付くことです。
気付けたら、
「もうその考え方は手放してもいい。」
そう自分に伝えてあげてください。
「自分を変える」前に、今の自分を受け入れる
今日お伝えしたいことは一つです。
「自分を変えよう」とする前に、今の自分を受け入れること。
できなかった自分も。
遠回りしてきた自分も。
失敗してきた自分も。
そのすべてが、今の自分をつくってきた大切な経験です。
自己受容とは、「このままでいい」と諦めることではありません。
今の自分を認めた上で、未来を選び直すこと。
もし今、
「何をやってもうまくいかない。」
「頑張っているのに苦しい。」
そう感じているなら、一度だけ自分に問いかけてみてください。
「私は今日も、自分を否定していなかっただろうか。」
その問いに気付くことが、自己受容への第一歩です。
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